帰宅してテレビをつけると、なぜだか知らないけどいつもどのチャンネルまわしてもスポーツニュースしかやってない。
だから夕飯を食べながらぼんやりと野球の結果を見ながら夜を過ごすのが日課になっていた。
とはいえ熱心に見てるわけではないから、どこが勝ったとか誰がいいプレーをしたとかなんていうのは翌日には忘れているみたいな、それくらいの注目度。
強いて言うなら大谷がいつも活躍してて、村上は村神様ってことぐらいしか分からない。
そんなんだけどしっかりWBCを観てしまった。
周東の足の速さに度肝を抜かれたし、準決勝のサヨナラ2点タイムリーで叫んだ。
決勝ラウンド、現地の観客の9割がアメリカを応援する中で今永がマウンドに立った時に聞こえてきた「今永〜〜〜〜〜」という声援には胸を打たれた。本人に届いただろうか?ライブ中継先に聞こえるくらいだからきっと届いていると信じたい。
 あれだけの大舞台、完全アウェイのなかバッターボックスやマウンド立つ選手をおもう。
孤独な戦いではなかろうか。
ピッチャーとバッターが対峙する瞬間、2人だけの勝負のように感じる。誰もその球に関与できない。
一体どれだけの努力を重ねれば、それに耐えられるのだろう。
彼らはプレッシャーを感じないのではないかと思ってしまうほどのプレーだった。
本当に素晴らしかった。
 彼らのこれまでの努力に敬意を、偉大な功績に拍手を。
そして数々の感動に感謝を。
日本代表、ありがとう。